女性の骨格タイプごとの体型を比較！おすすめアイテムや着痩せテクを紹介

どんなファッションが自分に似合うのか分からない、いつも同じようなコーディネートばかりになってしまうなど、毎日のスタイリングに悩んでしまう際は、「骨格診断」をしてみるのがおすすめです。

筋肉の付き方や、骨のラインなど生まれ持った身体の特徴から骨格タイプを分類し、似合うファッションを導き出すのが骨格診断。自分の骨格タイプを知るだけでどんなテイストやアイテムが似合いやすいかが分かるので、スタイリングの失敗も減らせます◎。また、今まで挑戦できなかったようなアイテムも着こなせるようになるかもしれません。

この記事では女性の骨格タイプを3つに分類し、それぞれに似合うアイテムを紹介します。覚えておきたい着痩せのテクニックも紹介するので、毎日のコーディネートの参考にしてください。

目次

女性の骨格タイプごとに体型を比較

女性の体型は、生まれつきの骨や筋肉、脂肪の付き方などから診断する「骨格診断」により、大きく「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3つの体型タイプに分類できます。

骨格タイプにはそれぞれ特徴があり、似合う服のテイストやコーディネートまで分かります。まずは自分がどの骨格タイプに当てはまるのかを確認してみましょう。

骨格ストレートさん

立体的なメリハリボディが特徴の骨格ストレートさん。ウエスト位置が高めでどちらかというと上重心の方が多く、豊かなバストなど全体的にグラマラスな傾向です。

またヒップもバストと同様にボリュームがあるので、ウエストラインがはっきりと見えやすいことも特徴のひとつ。下半身はひざ上にボリュームがつきやすく、ひざ下はすっきりしている体型です。

筋肉がつきやすく、肉感的な健康美を感じさせるのも骨格ストレートさんの特徴でしょう。ハリのある肌も魅力のひとつです。

骨格ウェーブさん

なだらかな曲線を描くカーヴィーボティが特徴の骨格ウェーブさん。筋肉よりも脂肪が感じられる、ソフトな質感のマシュマロ肌が特徴です。

バストは控えめで身体が薄く、鎖骨や肩甲骨がくっきりと目立つ上半身はきゃしゃな印象を与えます。対して、下半身はボリュームが出やすく、ヒップや腰の位置が低めでどっしりとした下重心の傾向です。

首が長めで、上半身に肉がつきにくいことから、体重が増えても上半身はあまり見た目に変化のない方も多いでしょう。

骨格ナチュラルさん

フレーム感のあるスタイリッシュな身体が特徴の骨格ナチュラルさん。四角形のようなしっかりとした骨組みをベースに、大きな手足やひざ、くるぶし、鎖骨、肩甲骨などの関節パーツが目立ちます。

筋肉も脂肪もつきにくいので肉感的なものを感じさせず、くびれも控えめでジェンダーレスな魅力があります。重心に偏りもないためお肉がつくと全体にがっしりして見える反面、大幅に太ったり痩せたりもしにくいタイプです。

女性の骨格タイプごとに似合うアイテムを比較【骨格ストレート】

自分がどの骨格タイプに当てはまるか分かったら、次はそれぞれの体型タイプ別に似合うアイテムを確認していきましょう。

まずは、リッチなメリハリボディの骨格ストレートさんです。「シンプル」「シック」「正統派」「高級感」などのテイストが似合うので、上質な素材でクラス感のあるテイストを意識しましょう。

ボディ自体に存在感があるので、シンプルな引き算コーデにつながるアイテム選びがポイントです。

首もとがすっきりしたトップス

バスト位置が高く、上半身に厚みの出やすい骨格ストレートさん。縦に開いたVネックやUネック、スクエアネック、スキッパーネック、カシュクールなどのネックラインで、首回りや胸元をすっきり見せると着痩せして見えるのでおすすめです。

また、ボディラインにフィットして上半身を強調しないよう適度な厚みとハリのある素材、もしくは落ち感のある素材などを選ぶのもポイント。上品なテイストが似合うので、大人っぽいブラウスなどで取り入れてみましょう。

ストレートパンツ

真っすぐ下に落ちるストレートラインのパンツは、骨格ストレートさんのスリムな下半身を強調するのに最適。きれいなIラインシルエットは全身の着痩せ効果にもつながります。

骨格ストレートさんは腰位置が高めの方が多いので、ウエストはジャスト位置がバランスよく履きこなせるでしょう。反対に脚の肉感を拾ってしまうスキニーパンツや下半身にボリュームの出るフレアースカートなどが苦手とされています。太ももを強調するようなミニ丈やショート丈も避けるのがベターです。

ロングタイトスカート

腰回りのボリュームを押さえ、グラマラスなメリハリボディを生かすタイトスカートは骨格ストレートさんとの相性抜群。立体的な身体を、直線的なIラインでシャープな印象へと導きます。

より縦長ラインを強調するには、アンクル丈やマキシ丈などの長め丈を選びましょう。ミモレ丈のような半端丈は苦手なので、短い丈を履くなら膝丈を選ぶとバランスよく見えます◎。

装飾の少ないシンプルなロングタイトスカートで、エレガントに仕上げるのがお似合い。丸みのある下半身のボリュームを抑えつつ、すっきりシルエットの大人顔に仕上がるでしょう。

女性の骨格タイプごとに似合うアイテムを比較【骨格ウェーブ】

続いて、きゃしゃな上半身やカーヴィーなボディラインが特徴の骨格ウェーブさんに似合うアイテムを紹介します。

繊細で女性らしい雰囲気を生かした、フェミニンな足し算スタイルが得意な骨格ウェーブさん。「華やか」で「ソフト」な素材を積極的に取り入れましょう。くびれのあるウエストを強調した「フィット&フレア」なスタイルもおすすめです。

袖のデザインがふわっとしたトップス

上半身の骨っぽさをカバーしつつ美しいラインに見せるためには、パフスリーブやバルーンスリーブなどふわりとした袖デザインが効果的。フレンチスリーブなど短めの袖丈も、腕の細さが際立ちすっきりと見えるのでおすすめです。ソフトな肌質になじむ、柔らか素材やとろみ素材のトップスが最適でしょう。

またスリーブデザイン以外にも、リボンやフリル、ギャザーなど華やかなデザインを意識すると、骨格ウェーブさんの良さが引き立ち地味見えを回避できます。

フィット&フレアシルエットのワンピース

細いウエストラインを生かしたXラインシルエットを意識すると、メリハリが生まれて着痩せして見える骨格ウェーブさん。自然にきれいなXラインを生み出すフィット&フレアなワンピースは、さっと着られて体型まできれい見えする便利な1枚です。

重心が下がりやすいので足首の隠れない丈を選び、足元は軽く仕上げましょう。シンプルなデザインを着るときは大きめのアクセサリーやストールを身につけると華やかさがアップし、顔回りに視線を集める効果も期待できますよ◎。

やわらか素材のロングフレアースカート

腰から広がるAラインのフレアースカートは腰位置が高く見えるので、重心が下がりがちな骨格ウェーブさんにベストマッチ。下半身のボリューム感をふわりとカバーして、きゃしゃな上半身が際立つので全身がすっきりと見えます。

また、下半身が重たくならないようシフォンやレース、チュール、薄手のコットンなど軽やかな素材を選ぶこともポイント。ソフトな肌質にも、よくなじみます。トップスはウエストインしてXラインを強調すると、スタイルアップ効果を発揮します。

女性の骨格タイプごとに似合うアイテムを比較【骨格ナチュラル】

最後は、フレーム感のあるスタイリッシュな身体が魅力の骨格ナチュラルさんが似合うアイテム紹介です。

筋肉や脂肪をあまり感じられないマニッシュな体型の方には、「ラフ」や「リラックス」をイメージするようなカジュアルアイテムがばっちりハマります。ボーイッシュなアイテムも女性らしく着こなせるので、ゆったりとしたシルエットのアイテムを選ぶのもおすすめです。

オーバーサイズトップス

骨格を強調しないオーバーサイズの服が似合う骨格ナチュラルさん。肩の力の抜けたスタイルもだらしなく見えず、かっこよく着こなせます。

素材は、麻やコットン、コーデュロイ、風合いのあるレザーなどリラックスムードに似合うナチュラルな天然素材や色落ちデニムやダメージデニムなどのラフ感のある素材がおすすめです。

ボーダーやチェック、ストライプなど、カジュアルな柄も得意。大人の余裕を感じさせるリラクシームードを漂わせましょう。

ワイドパンツ

ボリュームシルエットの得意な骨格ナチュラルさんに最適なパンツといえば、ワイドパンツが挙げられます。ゆったりとしたシルエットは、体型や関節のラインを拾わず、すっきりと履けるのでおすすめ。

白のワイドパンツは、女性らしさを残しつつもラフなコーディネートをうまくまとめられるので、1本は持っておきたいマストアイテムです。

なお、ワイドパンツなら、骨格ナチュラルさんにおすすめ厚手素材ではなく、とろみ素材でもOK。少しきれいめに仕上がるので、シーンに合わせて素材にもこだわってみると良いでしょう。

ボリュームボトム

横に広がるデザインで肩幅とのバランスを取ると好バランスに見える骨格ナチュラルさんの体型。ガウチョパンツやギャザースカートなど、下半身にボリュームの出るボトムを選ぶのが正解です。ラフなムードのカーゴパンツやデニムパンツもばっちりマッチ。

スカートならひざの隠れるミモレ丈やマキシ丈のボリュームスカートがおすすめ。デニムスカートも骨格ナチュラルさんの雰囲気に寄り添ってくれるでしょう。タイトスカートを履くなら、ゆとりのあるIラインシルエットを意識するとスタイルアップがかないます◎。

骨格タイプ関係なしで押さえておきたい！着痩せテク4選

骨格タイプごとに似合うアイテムが分かったら、次はコーディネートを組む上で押さえておきたい着痩せテクニックをチェックしていきましょう。どんな骨格の方も、どんな体型の方も知っておきたい基本ルールばかりを集めました。

「痩せていたらもっとおしゃれが楽しめるのにな……」なんて悩みともおさらば。実際の体型よりもスリムに見せられるテクニックがこちらです。

上半身のボリュームをカバーするなら「Xライン」

胸が大きい、肩回りのゴツさが気になるなど上半身にボリュームのある方は、ウエストを絞りアルファベットのXを意識したシルエットを作ると着痩せして見えます◎。ボリュームトップスを着るときなどにも使えるので、ぜひ覚えておきましょう。

ウエストシェイプのデザインやベルトによるウエストマーク、トップスインの着こなしなど、ウエストを強調するだけでXラインは簡単に作れます。なお、ボトムは広がりのあるデザインを選ぶと、よりXラインが引き立ちます。

下半身のカモフラージュには「Aライン」

身体のラインを隠すシルエットといえば、上から下へと広がる「Aライン」が優秀です。おなか回りや腰、ヒップ、太ももなど下半身にボリュームがある方は、ウエスト下から広がるAラインボトムやワンピースをチョイスしましょう。

ウエスト位置を少し高めに設定すれば、同時に足長効果も狙えます。気になる部分を全て隠すのではなく首回りや手首、足首など細い部分を見せると、いかにも「隠している感」が出ず、おしゃれに着こなせます。

縦長シルエットで全身すっきり見せの「Iライン」

ぽっちゃりさんも、高身長さんも低身長さんも、どんな体型の方にも使えるのが縦長シルエットの「Iライン」です。Iラインシルエットは、横への広がりを押さえて縦のシルエットを強調する着痩せの基本。上半身から下半身まで真っすぐに伸びる縦のラインを意識してコーディネートを組んでみましょう。

フレアースカートやワンピースのように広がりのあるボトムは、ロングカーディガンなどをプラスすると、ふんわりとしたシルエットを抑えられ手軽にIラインが作れます。

直線的なタイトスカートやパンツでIラインを作るなら、上半身はコンパクトにまとめるのが好バランスです。

きゃしゃ感を強調する「3首見せ」

身体の中で1番細いパーツを見せるのが着痩せへの近道。最も細いと言われる「首」「手首」「足首」の3つの首を出すことで、きゃしゃ感をアピールしていきましょう。

同時に3箇所は難しい場合も、シャツやパンツの裾を折り返したり、ネックラインを広く開けたりするだけでもOK。少なくとも2箇所は出せるよう意識してみましょう。

期待できるのは細見え効果だけではなく、素肌が見えることで抜け感が引き立つ点。コーディネートがあか抜けて見えるというのも見逃せない効果です◎。

こんな体型の場合はどうする？お悩み別着痩せコーデ

最後に、体型コンプレックスのお悩み別に着痩せ術を紹介します。ここでは、「胸のボリュームが気になるぽっちゃりさん」「おなかのぽっこり感が気になるぽっちゃりさん」「低身長のぽっちゃりさん」にぴったりのおすすめコーデを考えました。

素材や柄、色の効果を利用して上手に痩せ見えしていきましょう。

【巨乳のぽっちゃりさん】とろみ素材のVネックワンピでフェミニンムードに♡

バストにボリュームがあると女性らしさは際立ちますが、太って見えたり、胸だけが目立ってしまったり、服のシルエットが崩れてしまったりと巨乳さんならではの悩みもあるもの。

そんなお悩みは、胸以外にポイントを作って視線をそらすなど、すっきりと見せるための工夫が必要です。

まずは胸のボリュームをふんわりとカバーしてくれるとろみ素材をチョイス。巨乳さんならではの女性らしさを引き立てつつ、肉感を上手に隠していきましょう。

さらに深すぎないVネックラインで顔回りをシャープに見せ、ウエストをキュッと絞ったXラインシルエットのワンピースでスタイルアップ。胸から下に向かってすとんと落ちる素材感も痩せ見えポイントです。

【ぽっこりおなかさん】ストライプ柄のチュニックですっきり見せ

ぽっこりおなかが気になるぽっちゃりさんは、チュニック丈トップスでおなかから腰回りをしっかりと隠してしまうのも手です。

スキニーパンツなどタイトなボトムと合わせて下半身はすっきりさせれば、ふわりとしたトップスのボリューム感との対比で細見えするはず。二の腕の太い部分を自然に隠すフレアスリーブや、ストライプ柄なども着痩せ効果を高めるポイントです。

【低身長のぽっちゃりさん】カラートップスで視線を上に誘導

身長が低めのぽっちゃりさんは、視線を上に集めることを意識したスタイリングがおすすめ。パッと目を引くような鮮やかなカラートップスを投入して、自然に視線を上に集めましょう。ボトムはベーシックな色や形でまとめるのが正解。

この他にも、トップスインの着こなしやショート丈トップスなども、重心が上に上がるのでスタイルアップにつながります。また、髪をアップにしたり、アクセサリーをつけたりするのも効果的です。

まとめ

生まれ持った骨格からファッションについて考える「骨格診断」を元に、似合うアイテムやコーディネートを紹介しました。まずは、自分の体型を知ることから始めてみましょう。

似合いやすいアイテムやコーディネートが分かれば、毎日のスタイリングもきっと楽になるはず。着痩せテクニックも取り入れて、おしゃれをたっぷり楽しんでいきましょう。